【コラム】子どもの読書習慣をつけるには?~親子で読書日記をつけてみよう!~
2026年6月30日

▷ 子どもが読書の習慣を身につけるよい方法はありますか?
このようなご相談を受けることがあります。
お子様には“できるだけたくさんの本を読んでほしい”と考える保護者の方は多いでしょう。
それも「保護者の働きかけなしに、子どもが自ら楽しんで本を読む」ことが理想ですよね。
今回は、理想に近づくための第一歩として、「親子で読書日記」を紹介します。
「親子で読書日記」
世界有数の読書大国として知られるフィンランドでは、子どもが読書習慣を身につけることができるように、国語の授業中に読書時間が設けられ、読んだ記録を簡潔に残すそうです。
幼児期のお子様が楽しみながら読書の習慣を身につけられるように、お子様が書きやすい形式で「読書日記」を一緒に書いてみるのはいかがでしょうか。
本を読み聞かせした後で、親子で感想を話し合いながら一緒に「読書日記」を書いていきましょう。
◎何に書くか
「読書ノート」「読書日記」として、さまざまなタイプのものが市販されています。
しかしながら、市販品ですと、幼児期のお子様には記入欄が小さく文字を書くのが難しかったり、書かなければならない項目が多すぎたりする場合もあります。
市販品にこだわらず、保護者の方がパソコンなどで作成したものやお子様の好きなキャラクターが描かれたノートを使うのもよいでしょう。
◎何を書くか・どのように書くか
一般的に、読書日記は『読んだ本のタイトル』『著者』『出版社』『読了日』『あらすじ』『感想』『評価』などを記入するものです。
幼児期のお子様の場合、年齢や文字の習熟度、さらにはそのときの様子に応じて、書く項目や分量について決め、臨機応変に進めるとよいでしょう。
読んだ本について、親子で話し合えることやお子様が書くことを楽しめることが何より大切です。
<イメージ>

日付・年齢
読んだ日付とお子様の年齢を記入しましょう。
何歳の頃に、どんな本を読んだか、どんな感想を持ったか、お子様が大きくなってから読み返しても一目で分かります。
タイトル・著者・お話の絵
本のタイトルや著者を記入するだけでなく、お話に関する絵などを描いてもよいですね。
別紙に描いた後、切り抜いて貼るという方法もあります。
切り抜くなどの作業をお子様と一緒に進めると、より楽しめますね。
描いた絵を切ったり貼ったりすることが楽しくて、進んで本を読むようになるお子様もいるかもしれません。
小さなきっかけを増やしてあげることが大切です。
あらすじ
「どんなお話だった?」とお子様に聞いてみてください。
答えることができなくても心配はいりません。
「だれが出てきたかな?」
「どんなことをしたかな?」
と、あらすじを考えるきっかけとなるように声を掛けていきましょう。
感想
「どう感じた?」と漠然と聞くのではなく、
「このお話のどこが好きだった?」
「おもしろかったところはどこ?」
など、感想は具体的に聞くのがよいでしょう。
「○○が好き」
「○○したのがおもしろかった」と答えることができたら、
「どうして?」
と、さらに理由を聞いてみるとお子様の考えを深めることができます。
お子様の感想を聞いてから、
「お母さんは〇〇するところがおもしろかったよ」
と、違う観点から保護者の方の感想を話すと会話も膨らむことでしょう。
本について、保護者の方と話し合いながら書くことによって、お子様の思考力や表現力は培われていきます。
こうして培われた能力は、読書感想文を書くときの手助けとなるのはもちろん、お子様の今後の人生に大きく役立つものとなるはずです。
また、「読書日記」を読み返すことで、お子様の成長過程を振り返ることもできます。
それぞれの本を読み聞かせたときのお子様の反応や、感想を話し合ったときの様子を生き生きと思い出すきっかけにもなるでしょう。
保護者の方とお子様の大切な思い出のひとつになる「読書日記」を親子で始めてみてはいかがでしょうか。
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