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【コラム】書くことを楽しむために~手紙を書こう~

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2026年4月15日

▷ ひらがなは書けるようになったのですが、なかなか文章が書けるようになりません。どうしたらよいでしょうか?
▷ ひらがなが書けるようになった子どもに楽しく文章を書かせるアイデアがあったら教えてください。

 
保護者の方から、このようなご相談を受けることがあります。


「書く」ということ
みなさまの中で「文章の書き方」を学校で習ったことがある方は、どれくらいいらっしゃるでしょうか?
おそらくほとんどいないのではないかと思います。
日本の学校教育では、作文や感想文を書かせますが、「文章の書き方」そのものの指導は一部の学校を除き、ほぼなされていないのが現状です。
しかしながら、「文章を書く」という行為は実は簡単なことではありません。

文章を書くためには、
・何を書きたいかを考える思考力
・自分の書きたいことについて、たくさんの単語を使える語彙力
・どのような単語を使って、どのように文を書くかを考える構成力
といった総合的な能力が必要です。

ひらがなを覚えたからといって、すぐに文章が書けるわけではないのです。
一度も自分で文章を書いたことがない子どもたちが「文章を書けない」のは、むしろ当たり前のことではないでしょうか。


手紙を書く
楽しく文章を書く取り組みの一つとして、お手紙を書かせてみてはいかがでしょうか。
一緒に暮らしているおうちの方、離れて住んでいるおじいちゃんやおばあちゃん、なかよしのお友だちなど、お子様が「お手紙を書きたい」と思う相手に書いてみましょう。

いきなりお子様ひとりで書くのは難しいものです。
まずは、どんなことを書きたいか、お子様に話してもらってください。
「また あそぼうね」
「だいすきだよ」

というくらいで十分です。

字がきれいかどうかはもちろんのこと、初めのうちは助詞の抜けや間違いなどあまり厳しく言う必要はありません。
文の最後に「。(句点)」を書くこと、縦書きの場合は上から下、横書きの場合は左から右に書くことなどもさらっと伝えられるとよいですが、あまり細かく指摘しない方がよいでしょう。
楽しんで「書くこと」が大切です。
使う紙も、小さなカードや折り紙など気負わずに書けるものにしましょう。
お子様が書き終わったら、声に出して一緒に読んでみてもよいですね。

「〇と〇の字がとても上手だね」
「分かりやすく書けているね」
「最後までちゃんと書けたね」

など、よくできたところをほめてあげてください。
「もらったら〇〇ちゃん、よろこぶよ」
という声掛けをしてあげるのもよいでしょう。

保護者の方がお子様から手紙をもらった場合はぜひ返事を書いてください。
返事をもらえるように、おじいちゃんやおばあちゃんへお伝えしてみるのもよいと思います。
保護者や祖父母からの返事は、文章を読む練習になるだけでなく、さまざまな文章をインプットする機会としても有効です。
返事をもらったことが嬉しく、また書きたいという気持ちにもなることでしょう。
ご家族で手紙のやり取りをするのも楽しいですね。
お子様がなかなか書かないときは、まずは保護者の方が先に書いてみるのもよいでしょう。


幼児期の今
幼児期の子どもたちには「文章を書くのが好き」という感情も「文章を書くのが嫌い」という感情もありません。
なぜなら「文章を書いた」経験がないからです。
そのような状況の子どもたちに文章を書くことを強要して、苦手意識を植え付けるのはもったいないことです。

幼児期の今、お子様が「文章を書くことは楽しい」「文章を書くことが好きだ」と思える土台をしっかりとつくっていきましょう。

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