【コラム】幼児期に大事な経験は?
2025年1月29日
▷ 具体物を使った学習は時間がかかるので、ついドリルばかりやらせてしまいます。
▷ 小学校入学前にどんなことを学んでおけば良いでしょうか?
よく寄せられる、お子様に関するお悩み相談です。
子育てに対して真剣に取り組む保護者の方ほど、お子様にとって何がベストなのか迷われると思います。
子どもはわくわくすることが大好きです。
積み木やシーソー、おはじきなどの具体物を用いた学びを中心に行う子どもたちは、好奇心を刺激される空間で学び、日々成長をしています。
サピックスキッズで学ぶ子どもたちもまた、具体物をたくさん使い、目をきらきらさせて学んでいます。
「伸びる子」とはどんな子か?
講師の目から見て、伸びるなと感じるお子様は、「言葉を知っている子」、「さまざまな経験値が高い子」、「試行錯誤し考える習慣がある子」です。
語彙力がある子どもは、問題の意図を素早く理解できます。
経験をすることで立体をみる視野が養われている子どもは、紙にかかれている内容を頭の中で考え、組み立てて取り組むことができます。
さまざまな経験値が高い子は、難問に対してもこれまでの経験を活かし、想像力を発揮し問題に取り組みます。
そんなお子様に成長するには何が必要か?具体的にお話をしたいと思います。
数・量・図形の感覚を育むには?
1~100まで言えた!足し算、掛け算ができた!幼児期の子どもは新しいことを学ぶとスポンジのように吸収します。
計算ができること、数が唱えられることも大切ですが、単なる暗記になってしまい、数の概念がしっかり捉えられていないことがよくあります。
重い軽い、長い短い、大人は当たり前にわかっていると思うことでも、子どもにとっては初めて経験することばかりです。
さまざまな経験をし、体感することで、実感を伴って理解できるようになります。
具体物を使って学ぶことは、時間がかかるように感じるかもしれません。
しかし、自分で考え取り組んだその時間こそが大切なのです。
決まった方法で正解に辿り着く必要はありません。
まずは経験を重ねしっかりとした土台を作ることで、想像力が働き、算数が好きな子どもに成長します。
幼児期に必要な学びとは?
さまざまな分野に関して、バランスよく経験を積み重ねることはとても大切です。
たとえば、家族やお友達、園の先生との会話やお手伝いなど生活の一場面でも、子どもたちが疑問に思うことはたくさんあります。
会話の中で触れた言葉や表現により、語彙力が鍛えられますし、言葉はすべての教科学習に繋がります。
お手伝いをすることで、家族の一員であることを認識し、自分の役割を考えるきっかけにもなります。
さまざまな経験を通して、試行錯誤し考える習慣をつけること、わかった!できた!と小さな成功体験をたくさん積むことで、自己肯定感が高まり何事にも積極的に取り組めるようになるのです。
幼児期に必要な学びとは?
今お子様が、何に興味を持っているかを考えてみてください。
それについて掘り下げ、図書館で調べる、博物館に行くなどの経験は、お子様の学びが広がるきっかけになります。
また、興味がある分野だけに偏るのではなく、さまざまな分野に触れることで、今まで知らなかった内容に興味を抱くかもしれません。
今まで興味がなかった分野に関心を持つようになるには、家族ではない大人からのアプローチが一つのきっかけとなります。
家族以外の大人と触れ合う機会を増やし、さまざまな分野をバランスよく学ぶことが大切です。
お子様が感じた疑問や学びに対し、さまざまな観点からアプローチすることは、お子様と保護者の方の視野が広がるきっかけになります。
お子様の成長に合わせ、最も相応しいタイミングで刺激を与えることも大切ですね。
幼児教室も、そんな場のひとつです。
サピックスキッズの子どもたちは、やってみよう!調べてみよう!考えてみよう!と学びに対して能動的に取り組みます。
なぜ能動的に取り組めるのか?
サピックスキッズでは、今までお子様が触れたことのない切り口で授業を行うので、子どもたちは毎回新鮮に感じているのです。
幼児期は種まきの時期です。
さまざまな経験・体験を大切に、子どもが疑問に感じたこと、子どもの豊かな感性に触れることを保護者の方も一緒に楽しんでほしいと思います。
現在、東京都に3校舎(代々木・豊洲・お茶の水)展開しています。
対象学年は年中生・年長生で、秋頃から新年中生の募集を開始します。
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