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【コラム】学習習慣をどうやってつけるの?

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2024年10月30日

▷ 家で学習する習慣がなかなか身に付きません。
▷ なかなか集中して勉強ができません。

 

保護者の方からよくいただくご相談です。


幼児期の集中力とは?

「机に向かって静かに学習をする。」
未就学児のみならず、小学生であっても生活音やご兄弟・姉妹の声がする中で、ひとりで長い時間集中して学習することはとても難しいことです。
大人であっても人間の脳が集中できる持続時間は15分、特に幼児期のお子様は年齢+1分とも言われています。

大きくなってからの習慣づけは、なかなか難しいものです。
まずは1日5分で良いので、お子様と一緒に学びに向き合ってみてください。
お子様の中に、楽しかった記憶や自信となって残っていくはずです。

ご家庭でまとまった時間をとることが難しい場合は、早くから幼児教室に通うことも、一つの方法です。
無理なく学習習慣を身に付けることができます。
さらに、ご家庭から離れた「教室」という環境で、少しずつ集中力を高めていくことができます。


学習習慣をつけるには、まず教室で

勉強と聞くと、机に向かい紙面上で解く問題を思い浮かべる方が多いと思います。
サピックスキッズには、机に座って取り組む課題だけではなく、お子様が興味をもって楽しく学べるように、独自の教材や教具を使った様々な授業があります。

なかでも「ごっこ遊び」は子どもたちにとても人気があり、盛り上がる授業のひとつです。
お友達とお茶会をするためのカップやカトラリー、おもちゃのお菓子など準備します。
お友達同士でごっこ遊びを楽しみながら、数や分配、テーブルセッティング、お片付けなど色々なことを学ぶカリキュラムです。
数は足りているか?配り忘れはないか?などしっかり役割を感じて取り組んでくれます。
また、お友達の意見を聞く機会も、その後の思考に繋がります。

身体を動かしたり、発言したり、話を聞いたり、机に向かったり、お子様に合ったペースで学びを深めていきます。
ご家庭では見せない、一人でやり切ろうとする姿を感じていただけると思います。


ご家庭でできること

今、一番大切なことは「分かった!」「できた!」という喜びや達成感だと考えています。
学習とは、机に向かってペーパーやドリルなどを解くばかりではありません。

例えば、お手伝いのなかにもたくさんの学びがあります。
本来、子どもたちはお手伝いが大好きです。家族の一員として役に立てることが誇らしいのです。
日々の経験が、学習の礎を築いていきます。

<お手伝いの一例>
○お店に行く道を案内してもらう
家を出てどの道を通り、どこを右に曲がるのか?左に曲がるのか?
お子様の説明通りに進んでみてください。
たとえ遠回りでも目的地にたどり着いた時の喜びは、お子様の自信となり、左右の認識や言語化能力を伸ばすきっかけのひとつにもなります。
通り道にある公園には、どのような花が咲いているのか?
遠くから眺めるのではなく、ときには近づき観察し、どんな花が何種類あるのかを数えてみるのもよいですね。
身近なものへの興味・関心を深めていくことは、今後の学習に繋がっていきます。

○スーパーの店頭に並ぶ食材や調味料を選び、一緒に台所に立ってみる
旬の食材は何なのか、調味料の原材料は何なのかなど、食への興味を持ちやすくなること、一緒に料理を完成させることで、達成感を得ることができますね。
自分で作った料理は格別の味がすることでしょう!
また、本物の食材に触れることで五感が養われ、完成した料理を食器に取り分ける作業は、数や等分の学習に繋がります。

○お会計の際に、釣り銭を一緒に数えてみる
キャッシュレス化が進む現代で、本物のお金に触れる場面が少なくなっていますが、体感的に数の概念を学べる良い機会です。
少し大人になった気分で、お金について学べるはずです。

子どもたちは、生活や遊びの中で多くのことを学んでいます。
日常の体験を体系化させることが大切です。
日々の暮らしの中で、お子様により多くの学びのきっかけを与えてあげてください。

また、机に向かう習慣をつける一例としては、
○スタンプやシールを活用し、お子様のやる気をうまく引き出す
ご褒美で釣るのは…と少し躊躇する保護者の方も多いかと思いますが、ルールを決めたうえで取り入れることは、効果的だと思っています。
椅子に座り机に向かうことができた日には、できた事実を褒めながら押して(渡して)あげましょう。
お子様は達成感を得ることができ、自己肯定感を高めながら楽しく取り組めます。

○電車好きのお子様には…机に向かった時間と同じ時間電車に乗ったら、どこまでいけるかを考えてみる
お子様の興味と結びつけることで、気持ちが向かいやすくなります。
「今日はどの駅まで行こうか。」と、始めに確認しておくことで、集中して取り組む時間をつくることもできますし、「今日は○○駅まで行けたね。」と、声をかけることで、分かりやすい尺度で頑張りを見つめることができます。

学びの第一歩として、ぜひ遊びを取り入れながら試してみてください。

幼児教室 SAPIX kids
こぐま会の協力のもと、SAPIXのノウハウを生かし「考える力」「表現する力」を養う小学校受験を目的としないSAPIXの幼児教室です。
現在、東京都に3校舎(代々木・豊洲・お茶の水)展開しています。
対象学年は年中生・年長生で、秋頃から新年中生の募集を開始します。
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